10/31高田馬場CLUB PHASE Lycaon VS えんそく2マン『This is a マゾヒストレッドサーカス』

異種格闘技戦みたいなこの2マンは、
お2バンドの潜在的相性の良さもお人柄の良さもありきだと思うんだけれど、
ガツっとハマってここにしかない素晴らしさ豊かさ楽しさに満ち溢れていましたね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

カフカです。




Lycaonさんすごかったですね。
Lycaonさんの赤照明系最強バンドさが好きです。
個人的にはカラオケに行くたびに、【KR】cubeのPVみたいな映像劇で観たいバンドさんの上位に名前が挙がるLycaonさん。

元来推しているバンドさんなんですけれども。
今回ね。2マンということで対バンとは趣が異なって、持ち時間の長さに比例して増した空間構成能力にやられましたね。世界観に場を染めますね。
個人的には、後列のガチ勢のお姉さんが、ユウキさんが話すたび動くたびに、
「ゆうきかわいい…」
って脊髄反射的に 漏らすように囁くのが最高でした。
Lycaonさんが色っぽいので、動員の方々も色っぽいのです。
装いから暴れようまでが華々しく、実にバンド色に沿う艶やかさで。
バンドさんが愛されておいでだ って目に見える客層というのは観る者の憧憬を集めますね。

リカオン動員さん曰く、今日のユウキさんは男性的だったそうでしたけれども。
たしかに、平時対バンでお見かけするよりも雄々しい印象で「いけるか、戦闘員」と、煽り倒していらっしゃった気がしました。
ガツンと上がりました。
フューチャリング えんそくさん仕様だ。わーーーい!
ユウキさんに煽って頂くとあれですね。あ//// ってなりますね。
「Oui!\ ٩( 'ω' *)و //」ってなります。

MCでの、それポカリスウェットだったんですね…っていう恍惚が未だにすごく刺さっていますけれども。
サトシさんと話すユウキさんの、あの背水の陣な感じもとても良かったですね。
これが噂の、MC時 サトシさん最強百景か…って恍惚としました。
ワンマンのMCでは、緋遊さん以外皆さんで天然のようなボケに走られたりなさるので、大変なことになるという伝説はあまりにも漏洩していますね。
真の魅力は総員参加のMCにあると。
収集…?なにそれ…?カッコイイの?と。
Lycaonさんお強いです。

この2マンも潰し合いとかじゃなしに、実に親和性高く、VS ではなく、コラボレーションの共和制。
始まるまでは、リカオンさん と えんそくさん ?
正直、否めなかった部分はあると思うんです。どうなの?だいじょぶなの?というそれ。
同じくらい美味しいものを出す名店としても、パティスリー と うどん屋さん くらい違いますから。
一体どうなるというの?というのが、しかしLycaonさんによる 惡のミカタ カバーで、
あああああああああ。゜(゜´Д`゜)゜。
ってなりました。
センスとセンスの掛け合わせ著しい漂白効果がそこに。
綺麗で綺麗でしょうがないのにどこかキナ臭い 確かにリカオンさんの曲になっている惡のミカタが壮観だったです。
少し照れ臭そうにレシーブをなさるユウキさん。
「あまり横に素早く動く事がないから。見せられてよかったです。」
もはや、ファムファタールでしたね。


最後の曲のgossipは、個人的に非常に好きで。
女性の猟奇的なところを歌ってるんですが、これが男性の脳みそを経由して世に産声を上げた奇跡。曲調にも女性の好きな女の妖しみ満載です。
半狂乱な女の直情 なんてそうそう描けるものではないです。
女性の狂気を美しく表現することができる女優さんとして舞台監督さんが「宮沢りえ」さんと「大竹しのぶ」さんの名前が挙げるくらいなので推して知るべしだなと思うんですが。
Lycaonさんはその表現に長ける稀有なバンドさんではないでしょーか。
そんなLycaonさんの楽曲は、女っぽいことでやりたくないことを、無理してやらんといかん時に聴くと効きが良いと。
やんなってる場合じゃねぇ。我々はバンギャですから。背筋を伸ばさねば。
というバンギャの後押しになって助かったエピソードに事欠きませんね。
女のここぞという時に、Lycaonさん。

Lycaonさんて元々は、メンバーさん個々人の憧れをコラージュしたバンドさんなのかなと思うんですけど。
マッシュアップによりその精度はLycaonさんオリジナルのそれになってるじゃないですか。
普通どうやったってそこまで行けないレベルの濃度を獲得しておいでで。
清春さんとか山口百恵さんとか、あと多分ABCとか好きな人はお好きだろうなーと思うておって。
お客さん方も、Lycaonさんがなさる事ならばなんでも好き。みたいな 従順な層がついてるイメージです。
方向性が!とか言いださないイイ女勢。
個人的にはディスパの客層を現代化した印象があります。
そういう人たちは集めようと思って集まるものではないじゃないですか。人徳のなせる技。そして、色男ならではの客層だと思います。
バンドさんとお客さんが綺麗に惹き合ってる集合体であるまんま、勢力が増して行って欲しい。というか、行くのだろうなと思いました。安泰感。

リカオンさんも ユウキさん というアレだけ人目を奪うボーカルさんをど真ん中に据えておいて、ユウキさんを女王のように引き立たせていながら、各々方のキャラクターがまことしやかに炸裂している、非常に繊細なバランスの元、怪しげでいて、とても魅力的なライブを展開されるバンドさんです。
って、多分sw行ったりするの好きなバンギャは多勢がそう思ってるバンドさんだと思うんですが。
その個々人の個性が、また仕上がってらしてるなぁって、なんか相対的にステージングに自由さを帯びてらしてる気がして。
ライブのもたらす波及効果の広がりように5人全員が良い塩梅で関与されてますね。
1人に偏らずに魅せることができる。
一人残らずLycaonである。という、そういうバンドさんは強いですよね。
色っぽい、だけではないのだと。
ただの色男集団とは訳が違うその存在感を。
リカオンさんにも、ドカンとその名から世に知らしめてこう、末永く愛されて頂きたいなと、もう目にしたことのある凡そがそう思っているに違いないんですが。
改めてそんな風に思いを馳せたライブだったでした。




そんな、しっとりとゴキンゴキンにLycaonさん一色なステージ下へ向けて流れ出したピアニカの音色を基にしたSEを背に、ビシッと登場されたのが後攻:えんそくさんです。
総統閣下の軍帽が、巨大な海苔巻きをむんずと掴んでおっ立てたようなシルクハットに改良されていましたね。
黒地の段ボールに白い文字で描かれていました《フトシ》と。yeah--------!!!!
何がそんなに面白いのか自分でもわからないくらい未だにすごく面白いです。yeah--------!!!!
場の流れとか、え?という顔で打ち消して行く力技。
この力技 こそ 我らがえんそくさんの面目躍如なんじゃないでしょうか。
「これ作ってもらったんだけどさ、デカいんだよね。」
と一生懸命訴えかける総統閣下に背を向けて完全スルーをなさるミドさん。
ウォーミングアップに励むクラオカさん。
諸々のチェックに忙しないJoeさん。
誰一人とも目が合わない総統閣下。
今夜も頼もしくっておいでだなぁと戦闘員は感嘆の溜息を漏らすまでです。yeah--------!!!!

サトシさんのモノマネが徐々に、静かにしかし確かな手応えで スギちゃん化して行く総統。
スギちゃんが原液瓶のカルピスをステージドリンクになさろうとして、くいっと煽って飲んで飲んで、阿鼻叫喚に包まれる客席。
ぼそっと響いた総統の「ペンが出てこない…」の一言により。
そんなことあります?若しくは、そりゃねーぜ。という衝撃で会場の心をひとつに。
そこへ現れたのは救世主サトシさん。
「俺はそんな喋り方してないぜー!」
ともっともなご指摘とともにペンを差し出し、
「This is a pen.」
と高らかに開演。ワイルドだろ?


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この日のライブは、えんそくさんお得意の竜巻みたいなライブで。ゴリゴリで。
もう初っ端っからクラオカさんJoeさんのぶっ飛ばしようが冴え渡っていらしたので、
隣近所から「えんそくさんのギターやばい…!すごいんだけど…!!!」って色めき立ちが上がっていて心ゆくまで嬉しかったです。
爆裂神々しみ…†
どの方位からの、ヤバさ、そして凄さを感じ取ってくださったにしろ、ようこそと両腕を広げざるを得ない。
我らがクラオカさんJoeさん、ホモズさんを入り口に、どの方位から見ていただいても聴いていただいても、ヤバいし、すごいので。
どうぞ我が軍にも片足ひっかけて下さったら僥倖です。

この日は、2マンだというのに、やっぱりこの取り合わせの奇異っぷりからかリカオンさん以外の。(ピエロさんの帰りに見かけて、今日もいらしたという声も漏れ聞こえてくる程に。)東西南北各所からのバンギャ動員勢が、多数散見された客席だったのですけれども。
ペンからの正しい世界の終わり方、1999までに、ハコの中のテンションを打ち上げて、ごそっと人心を掌握。冷静と情熱の間に生じる盛り上がりの壁が、消失したのが見事だったなと。
ステージ上の熱量に対して、皆さん口々に面白がりながら、すげー参加してくださるなと なんだか感動的な相乗効果が見られた気がします。
面白がりに来ました。という客席の他人事ではない感じがものの見事に ありがてえ…†だなって体感していました。

あと、正しい世界の終わり方の振り付けが三拍子からメロイックサインを含んだのに切り替わってたんですが、後ろから観た客層が戸惑わないようにか、高めに掲げて振りをなさって下さってる方々がいらしててあれ非常に助かります。
お気遣いうれしいですなー。なんてイイ女なんだ。

ここで戦闘員的には、一番したためておきたい ここ一番感動のMCが総統閣下によって「Twitterやブログに書くなよ!!!」
とハードめに念押しされた下りだったのでアンダーザローズなんですけれども。

星の降る夜 幼子のような無邪気さを胸に
時は満ちた今こそ*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚

いざ開戦だよ馬鹿野郎。

ってなりませんでしたか?

おめでとう、明けまして。
始まりの合図。

愛してくれてありがとう…!!ってエースも言ってたことですし。
直後 エースは天に召されましたけれども細かいことはいいんです。

DVDが謎の出荷遅延を起こそうとも、
チケットが発売延期の上 e+不具合で謂れのない架空のソールドアウトに見舞われようとも、
クラオカさんとJoeさんのお家に 目には見えない謎の3人目がおられようとも、

え?呪われてない?
でもだったら何だと言うんですか。

えんそくさんの前途は洋々でしょーが。
盛り上がって参りましょう。

なんとなく一回 陰陽師石田千尋さんを呼んでみたいですけどね。
対バン形式で構わない。

そんな「我々がえんそくです。」と世界一の悪党による最高にキレたライブをなさる我らがえんそくさんですが。
いざMCが始まると。
ジャックダニエルぶち撒けるぞ!」
と瞳孔を開く総統。
( ತಎತ)(ΦωΦ)とそんなフロントマンをアルカイック真顔でガン見のミドさんJoeさんな下手ーズお二人。
素知らぬ顔で頭上で手首の腱を伸ばしてちょっとしたヨガに興じるクラオカさんと。
この、言いようのないなんか多い感じ、とっ散らかりようが大変に有難く。
一体この空間のギャラクシーな熱はどこから来てどこへ向かうんだろうというお客の好奇心や不安感を掻き立てに掻き立てて行く、普段通り、えぇ平素通り極まりない やはり世界一素敵なえんそくさんでしたけれども。はい。
この日は、リカオンさんのお客さんへの気遣いも随所に感じられ…たというか総統はサトシさんのモノマネしかしてなかったです。

しかしながら、我らが総統閣下はキメどころをご存知なので、
「イー\ ٩( 'ω' )و //」させたら世界一ですから。
「戦闘員よ」との一言のもたらす ご威光たるや。
客席のこちらがドヤ顔になるほどですね。
もはや、「え?」みたいなのが聞こえてくるだけで嬉しい訳ですこちとら。
何のことやらサッパリなまま連れてこられてしまった貴女もさあ!と両腕を広げざるを得ない。
この芳しい類稀な意味のわからなさも装飾の一部と捉えて頂いて構わんですよ。ここはV系の庭なのですから。

Mでは、竿隊御一行様が縦横無尽になさってて、上手に立つミドさんの、おー久しぶり!みたいな上手一帯へのハマりの良さには、お久しぶりです…!と勝手にこう、アレしますね。ミドさんハンサムですよね。
たまにお見かけするではないですか。対盤イベントなんかで メンバーさんのフォーメーションが変わると萎えちゃうお客の様って後列から見るとメンバーさんお労しいなとおもってしまうんですが。
えんそくさんにはそれが微塵もないのが、つえーなと。
どの方がどこの陣地にいても随所のお客が大喜びする感じ、サイコーにオツだなぁ…って、ミドさんかっけーっす!って跳ねました。
して、ホモズさんが…†
足取り軽くいらしたJoeさんを、クラオカさんが見返るていで捻りを加えてからの接吻をなされて、Joeさんの目が一瞬見開いた後の、うんうんオッケー。みたいなソレに。
私なんかは脳内物質が、多分β-エンドルフィン辺りが ぶわ…っ!っと来ました。
ホモズさんが、ホモズさんホモズさんされるだに、腐ギャ勢の頭上では天使達が リーンゴーン…しているんですが。
それというのは、清楚な丸の内OLさんが少し涙ぐんで「また行きます。」と飲みの席で行き合った一介のお客に握手を求めて下さる程の効力を発揮しますので。
パトラッシュかホモズさんかくらいのところありますね?
実に神々だなぁと思います。ハピネス、振りまいておいで。


そして、問題の、残-ZAN-です。

ダチュラというか、残-ZAN-でしたね。


総統が胸を掻き毟りながら「男…!男…!!」と京さん風に煽る様はタケシキタノ映画にも似つかわしい猛々しさがあって、アウトレイジでしょう。すごいでしょう。って惚れ惚れしましたね。
して、残-ZAN-チュラはなんせ、竿隊のお方々、それぞれの 俺のV系的なステージングが非常にありがたかった…
ガツンと体勢を落としたミドさんがれいた風に観えて⁝(ृ `ᾥ ´  )ु⁝った世代です…!
Joeさんのあのギターを掲げてオラオラな様相に はああああ…かこいい( ; ω ; )❤️ってなりましたし。
そしてクラオカさんが乳頭を、やる気スイッチを、クラオカさん…!クラオカさんV系は、あまり胸元の突起物をまさぐったりは…!
クラオカさん…!!。゜(゜´Д`゜)゜。

いま思ほゆるだけかも知れないんですが。
客席が徐々に、「あ、」「あ、」「あ、」って「残だ。」「残かな?」「残だよね。」「残残。」ってさざ波のようにピントが合っていく様が壮観だったですね。
「キミ…ガ…イナイ…」
と総統がぶっ壊れたスピーカーからのようなザラつきをもった囁きをなさる辺りでは、満場一致で、
「オッケー。残-ZAN-な。」
みたいな喜びが満ち溢れていて、なんてピースフルなんだろうなぁえんそくさんって((( *´꒳`* )))


ここから先のセトリが、この日の印象を台風たらしめた気がします。
ゴードン・TDLツンドラブルーハーツ・最後の!
暴れ曲サイクロン襲来。
喜びの舞をもって迎えましょう。

ゴードンでは総統から「歯を見せろ!」という指示が飛びましたね。
この日でゴードンは2ヶ月ぶり2回目のお連れ様が、前回は『ドン!!』で顔を上げることを知らずにずっとヘドバンをされてて、隣のカフカがあーーー!!ごめん!いいの、休んで、『ドン!!』で休んでね?ごめんね?ってなったファースト・ゴードンを経て、この度セカンド・ゴードンをお迎えになられた そんなお連れ様が、クラオカさんの『イェーイ!』からの『ドン!!』顔をご覧になられて。
歯を見せるとはこういうことかと。
この人こんなに端正な顔をしているのに、こういう顔するとホントぶっさいくになるな。と大喜びしてらして。
そうなんですよね。端正な人が面相を崩すと 全然崩れなかったり 行きすぎてしまったりすることが多くて 観る者に衝撃的ではあるのだけれど 居た堪れない気持ちを齎したりするじゃないですか、だのにここを微笑みもたらす範囲でしっかりとファンとインタレスティングの間に収めてあるってセンス抜群でしょう?
面白いって奇跡でしょう?神々しいでしょう?と恍惚としました。
ライブ後 御本尊様のかっこよさにやっつけられてるバンギャの、居酒屋での頭パーン!ぶりたるや ちょっと筆舌に尽くしがたいものがありますね。
思い出し悶えが故に発作的に突っ伏す為に、お通しとかなめろう チャンジャは少し奥に押しやりますね?


TDLのスパークさ、エクスプロージョンさ、ソリッドさと、ロッケンロールさっていうのは、暴れ盤えんそくさんの真骨頂でもあると思います。
えんそくさん原産:ベイブレードみたいなモッシュ
これがホンイキで巻き起こるのがTDLなのかしらなと。迫力が見る者を圧倒しますね。
そこに重なって非常にマッチした振り付けなり、また曲そのもののインパクトがすごいなといつもながらすごがっている次第。
何につけても衝撃的なこの楽曲。ウォルトさんが見つけた瞬間目からビーム出すんじゃないかって程のスレスレさだというのに。
私忘れてないですからね。(ジ)さん。
オリエンタルラ◯ドグループ的な意味合いでは、首吊りギリギリのところで綱渡りしてるんですから我らがえんそくさんは。

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だので、こういう、濡れ衣は限りなく透明なギルティを産みかねないです。
たのみます。

サイコーに笑ったのでまたよろしくお願いします…!!!


ツンドラの竿隊高速スピンが定型化してきた気がして、うれしいの極み。
サビで不意に、この曲って非常に美しいなぁとしみじみしました。
歌詞のイメージ先行なのかもしれないですが、冬の雪道とかをツンドラを鼻歌歌って踏みしめたなら心地いいだろうなと思います。共にターンとかしながら。何ですか急に。
この日のスーパークラオカさんタイムにはなんと巨大シルクハット『フトシ』が再登場。パッと見 大筒です。
フトシさんは昂然と クラオカさんの頭上に君臨し、そして拳を打ち付ける為にその手を離したクラオカさんの神々しいご尊顔を、スポッ…!とノールックにするという武勇伝を打ち立てていましたね。
フトシさん…!!
フトシさんお久しぶりです…!
そんなスムーズに登場なさるとは今までこのステージ上のどこかにおいでだったということでしたか一体どこに…!!


ブルーハーツの曲紹介は、
ぶうさんが張り上げるように「ブルーハーツ!!」した直後に皆さんで『ブルーハーツ!!!』なさるようになっとりました。
アレなんかめちゃかっけーっすなのでちょっぴり注視して頂きたいすな。
ブルーハーツの発散する多幸感というのも独自のものがあると思うんですよね。
メンバーさんも入り乱れてそれぞれのキャラクターが総立ちする様も圧巻。
観る者を笑顔にさせる。笑われるのではなくて、笑かす。というのは実に巧妙な仕掛けのいる大仕事だと思うんですけれども。
えんそくさんを一度知って、ブルーハーツを聴いて笑顔にならないギャさんていないと思うんですよ。
えんそくさんはお久しぶりなんですが過去に通っていました、と思しきお客さんとかが、後列で大人しくご覧になられてたのに、ブルーハーツ始まるとルンルンになる光景とかが散見されるんですよね。
あー…背負ってらっしゃるなってか細く見えていた背中が鞠のように弾み始める訳です。
それほどの臨場感をもって懐に入り込む高揚感ってすんごいことだなと思うんですよ。
久しぶりに久しぶりのバンドさん観に来るギャさんですよ?
しかもえんそくさん程の中毒性あるバンドさんから一回剥がれてた方がトツする訳ですから。
多分なんかあったんですよ。
打ちひしがれてやんなっちゃうような、けったくそわるい事あったと思うんですよね。
そんな悲観を一発逆転でひっくり返す、そういう曲を実弾として携えているってすごいことだよなと。改めて思いました。


最後のえんそく締めは、ご同行くださる他バンギャ勢 誰も彼もに賞賛の限りを尽くして頂けますな。
えんそくさん名産:多幸感の爆発するモッシュ
これが見られるからかなと思うんですが、ちょっとしたオーロラみたいな感動ありますもんね。わかります。
最後のは、歌詞を読むと泣いてしまうんで、多分私読む角度がズレてるんだと思うんですけれども。
泣くっても、アレです。ワンピース的な涙ですよ?
例えるならば、アレです。最近だと、オモチャにされた兵隊さんが、自分が父親だと知らない、覚えていない娘さんに護身術を教える際に。
「人間の力を信じろ」と言うんです。
「私はオモチャだ。戦うための体じゃないんだ。オモチャは所詮、子供が大人になる前に壊れてしまうものなのかもしれない。」として、
「すまん レベッカ …不器用な父はただ、強さしか教えられない。我が子が幸せに生きて行くための平和な国が欲しい。その為ならば、この命くれてやる」という、ワンピースで片足無い父ちゃんネタは良すぎてだめです。
この辺読んでる時と近しい涙です。ずびずびです。
25歳回ったバンギャの涙腺を刺しに行くことに定評のあるえんそくさんの楽曲ですもんで。
夜にチャリこきがながら聴くとサイコーという説もありますが。
個人的には、最後の と、コドチャが泣けます。
流血さんを脱退なさった閉じ込めさんが、メンバーさん皆さんで写られたチェキに一言「最後のえんそく」と書き殴られたというエピソードも聞き及んでおりまして。
なんと言うか、すんごい曲です。名曲です。
なのにライブで聴くとニッコニコになります。何なんでしょうね。
気がふれてるのかもしれませんね( ´・ヮ・`) 


そんな訳でアンコールです。
えんそくさんのアンコールは、『ガンダーラ』とコールするんですが。
総統閣下の出る間際に、リカオンメンバーさんが
「アンコールって言ってないですよね?」
と非常にスマートなご指摘をして下さったそうで。ガンダーラと言っていますとお答えを返された総統に。
「何故ですか?」
と非常に聡明なご質問を下さったそうで、総統はお答えにならなかったそうです。yeah--------!!!!

アンコールは Lycaonさんがカバーもして下さった 惡のミカタ。
あんなにカッコいいボーカリストのユウキさんが、不思議の国に迷い込んだアリスさながらのあどけなさを垣間見せたセッションでは、
通常運転で躍動する野生のえんそくさんの中に突如として放り込まれたリカオンさんのお姿が印象的で。
ユウキさんてあんなに戸惑うことあるんだなと。風光明媚。
美しかったですねユウキさん。ハイトーンの歌声の切なさが好きです。
そしてレシーブ。女子バレの華でしょう。誰がアタックできると言うんですかあの可憐な人に。
そして上手の一朗さんの環境適応能力の高さはすごくないですか?
一朗さんてあんなにイケメンなのに、順応性で言えばジャングルの王者:ターちゃんに張る程の部分がありますね。すみませんほんとに!
誰よりも綺麗なレシーブをそんなに腰を低くご機嫌麗しくしてくださる他盤の方がいらっしゃるとは思わなかった。
ギャの振り付けを目端で確認してものすごい速さで自分のものにされるのです。何ですか彼は。感激し通し。
上手ではゼロさんの隙間にクラオカさんが手を入れたり出したりなさって完全にクラオカドセンに据えられたゼロさんが随所で咲いたり、微笑んだりと、無表情お人形さんキャラ返上で、もう別嬪お姉ギャの鏡かと。ありがとうございますありがとうございます…!と。いい人ばっかりか…!!!
なにしろ、下手が本当にすごくて。
ハコの中の総員がレシーブに励む中、腰を落とした(見れば見るほどスラダンの流川にソックリな)緋遊さんに見守られながら。
サトシさんが、2ステップをサイドにスローなテンポでスウィングしていらっしゃいましたね。
バンド色を守るーーー。
サトシさんすごいものな。魅せるもの。持っていくもの。みんな大好き という冠言葉を欲しいままにしておいでです。
下手にエターテイメントの怪物がいましたね。

サイコーでした。サイコーにハイな夜でした。
なんかどこへともなく えんそくさんにもLycaonさんにもLycaonさんのお客さんにも 戦闘員一同の皆さんにも、何だか非常にもう全方位にありがとうございます な日でした。
実に実に素晴らしい夜でしたね。
ハコを出るなり、一朗さんと故郷かぶりしているお連れ様と。
「「今日来て良かった…」」
としみじみと声が揃いました。

セッションの一幕で、我らが地元の星お二人、一朗さんとクラオカさんがヘッドセットマイクごしに。
≪Boys can be somebody tonight!!≫
と吠えた瞬間、なんか上手く言えないんですけど、空間が自由で感動したんですよ。
えんそくさんの秘めた開放感とか爆発力が。
リカオンさんの何って言ったら良いのかわからないけど、紫色だったりレザーの質感だったりするのにけして低体温ではない覇気というか迫力とすごくマッチしてて。
極彩窟な印象がとても、畜生、上手く言えないけど、拝むほどに、カッコ良かったです。

ヲタクの友人にその相互性の頼もしさを説明するには、
Lycaonさんという九条キヨさん著作のような見目もご機嫌も麗しいバンドさんがいらして。
えんそくさんはゼロサム掲載っぽいから。
ゾンゼロのある棚には、ストプラとか最遊記あるじゃな。あんな感じ。
と言ったら、え次連れでってね。と言われた次第。もち。

This is a マゾヒストレッドサーカス2 
心待ちにしていましょー⁽⁽◝( ˙ ꒳ ˙ )◜⁾⁾