10/11 東京キネマ倶楽部


※レポじゃないです。感想文です。





キネマ倶楽部、素晴らしかったですね…!!!

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あらん限りをぶつけるような、真に迫るライブで心打たれました。

特にマーシャルから鳴るクラオカさんのギター、ぶっ飛びました。
本当はこんな音を、してたんですね。って感無量だったです。

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何故 椎名林檎さんはマーシャルの匂いで飛んじゃって大変だったのか、ここへ来て始めて知りませんでしたかキネマ倶楽部。
クラオカさんの音が鳴った瞬間、こいつぁー大変だわ…って呆然としました。
すーげー… (´・ω・`)

特にバラードの美しさやばかったですね。
白いテレビがもー…お強かったですよ。
ギターってボーカルたり得るんだと。歌うんだわ…。ってつくづく。
あの日のクラオカさんはまごう事なく、稲葉さんのようなギタリストだったですね。ほんとに。

お連れ様によれば、高音の鋭い劈く音の先端が丸くなるのがマーシャルの特性で、音をマイルドにまろくするマーシャルとクラオカさんの相性がこれ以上なく良いのだと、いうことで。
これはすごいよクラオカさんばっかり観ちゃった。あれは聞き入るねと。
…わかる( ; ω ; ) としか言えない。
本当にそうで、ありのままに鋭いんですけど痛くないんですよ。
次どんな風に鳴るんだろうってすげぇすげぇ…!ってなっちゃって釘付けでした。こーれーは…。
レンタルで500万円位かかってるとは総統の言。
そんなにすんすか…!!!
えええええええぇ!?
スターダムの威力たっけぇな…
お客様の中にマーシャル社の中の人はいらっしゃいませんか…!!!

バンギャル界におりますと。
大きいステージで、良い機材でライブをなさる御本尊様のお姿であったり、音であったりに感激のあまり感涙にむせぶ。という話をよく聞きませんか。

あれは、音に対して 良い意味で厳しい 色んなジャンルの音楽をお聴きになられる バカテク好きな バンギャルさんの特権行為だと思ってたんですけども。
あれの意味が初めてわかりました。

神々しかったですね、クラオカさん。

特にラストの 正しい世界の終わり方 後編によせて。
お脳のぶっ飛んでるキラキラとした昂揚感、そして多幸感の中。
その壮観を、目に焼き付けている体感があって。
これは多分、何年か、何年でも経った先、まさに今この瞬間 をまた絶対に思い出して、
「ああ…生きてたなー私」
って噛みしめる光景なんだろうなーとしみじみ見入ってました。
良い意味で、これは忘れられないのだろうなーと痛感しつつ、声を貸してくれ!声を聴かせてくれ!と叫ぶライブバンドえんそくさんの行く先にもっともっとワクワクしました。

神の子が ご降臨召されておいでだったですね…†

バンギャルって楽しい。
素晴らしかったです本当に。



あの日のえんそくさんはキネマという晴れ舞台を完全に支配しておいでで、MCではボケ倒しつつ、いざ曲が始まればバキバキの臨戦態勢、その上で配下のファン一同への親愛にも満ちていて。
なんか空前絶後に魅力的な悪党一味だったです。

思い返すだに、どこかアングラな色気のある不思議空間:キネマ倶楽部を我が物顔で好き勝手するえんそくさんのお姿が、瞼の裏を駆け巡るようで。
笑いあり涙ありで大充実の一夜だったですなー。

アレだけ笑かしてくださるし、圧倒もして頂いて、各々方の覇気に充てられて 世界で一番かっこいいわ…って心酔もさせて下さるバンドさんがあるんだろうか。
多神教ですえんそくさん。


またしても英雄伝だった奇跡の日のセットリがこちら。

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ステージングやMCの秀逸さは各所のレポマスターの方々の、もう天才としか言いようの無い仕上がりのものをご確認ください。
マジですごい。詳細さヤバいです。
何食べたらそんな風になれるんでしょうか。すんごいんだ。ほんとに。
演者さんがプロならば、お客さんのプロさもまた際立っておいで。

レッツGoogle⁽⁽◝( ˙ ꒳ ˙ )◜⁾⁾

選りに選って「シャブ」を基に突如として始まった大喜利の「みず」「ワンダーコア」「パグ」のくだりは拝読するたびに思い出し笑いし過ぎています。
電車の中とか関係なく声出ます。ひとたまりもない。
周りの大人の心がザラつくのがすぐわかるのでお試しください。

「パグ」でミドさんに顎の下をウェイウェイされておいでのJoeさんが、両目をぎゅーっと閉じておいでで、んー!(>_<)って顔されながらお行儀よくついてらしておいでだったあの光景にはやられました。
もう完全に血統がいい。
可愛すぎるパグと言わんばかり。長毛種の品格がありました。
総統の「わんじゃねーよ!」に必殺されました。
人がかわいくて跳ねたのは初めての経験です。


キネマのえんそくさんが世界一かっこ良かったんですよ…!!!( ˘•ω•˘ )
 

総統閣下のこの日の物腰が、柔らかくていらして、包容力のかまたりだったな。
12ヶ月連続ワンマンに来年春から臨まれるえんそくさんなんですが、その発表が映し出された画面の口上に「ゴールデンボン」略しますけれども、その文字を見つけた時に、総統…!!!ってなりました。器が広い…!!踏み台を選ばねーぜ…!本気出して売れるおつもりだ…!!!
この日の総統閣下は、心にバシバシ刺さる訴求力の強い歌声で大いに歌い上げておいでで、特に白いテレビの叩きつけるような歌唱に震えました。
転じてMCではボケ倒しツッコみ倒すスタイル。雪合戦のパントマイムでは手首のスナップが冴えておいででした。投げて良し、ぶつけられて良しのキラめく笑顔。団体戦オフェンス二番手の風格でしたね。雪壁から雪壁へこう、ね。
オールラウンダーなエンターテイナーぶりが頼もしいお姿だったです。
総統はさ、あんなに天才なのに、作品としてのえんそくを享受する層に向けて、すげー親切でおいでですね。
優しい天才って絶対大変じゃないですか。
我々凡人はいつも天才の飛躍的なとこを羨んでばかりで、自分達が許可できる範囲でのみ その能力の恩恵を期待して、食い潰してばかりいるなって、どの偉人伝を観ても読んでも理不尽だなと思うんですけど。アナ雪とかね。人間がなぁ…!エルサさんをなぁ…!!ってなりますけど。全然関係ないですけどもオラフのモデルは柳沢慎吾さんじゃないんですか?
総統にとってのえんそくさんというのは、その存在を歓待する全てに向けて実に広く裾野を降ろしておいでなんだなって。
この天才は、本気で誰一人余すところなく 世界の終わりの先の物語へ連れて行く覚悟を持っておいでなんだなって、物語性に満ち満ちたこの公演を通して痛感しました。
総統閣下は確かに救世主なのです。
売れましょう。


クラオカさんは、物凄くクラオカさんだったですね。 
マーシャルとのフュージョンに神々しみがすごすぎて、観たって何もわからないのに惚けてギターガン見の姿勢でした。
ガツガツ暴れ倒しておいでで、瞬間瞬間の炸裂っぷりに目を奪われるようでした。
クラオカさんてギターと同化してる時もありますね。何言ってるんでしょうか私。
終始 音がすごくて、かっけー…って、うわー…だったもんですから。聴覚の記憶が視覚を上回ってる気がします。
クラオカさんのギターって、鳥肌の立つカッコ良さがあるのは知ってたんですけども。
なんかこの日のは高らかと歌っておいででした。包まれた、というか、のまれました。
目を奪うとか、引き込む、ということに長けてるバンドマンさんだなぁと改めて。
半ば天性のものなんだろうなと感じる、ギターを携えて立たれた時に発する存在感のエモさってないですかクラオカさん。
クラオカさんがえんそくさんで良かったですよね。
この人が悲痛なこと歌うバンドでギター弾いたら確実に人死にが出ます。
ギターヒーローがすぎて、この熱伝導率のバツグンさはベクトル如何によっては大変です。セーフ…!危なかった…!
ビジュアル系えんそく クラオカさんの真骨頂でした。
救済効果とありがたみが半端でなかったんです。
奉りましょう…†
カッコ良かったです…!!!!


Joeさんがね、もー…女神の中の女神でしたね( ; ω ; )
お一方でギターを爪弾き掻き鳴らしてらっしゃる時の麗しさったらないんですけど。
Joeさんの面目躍如は、添うメンバーさんによってその表情が全部ちがうとこだと思うんですけど どうですか?
ミドさんとタッグを組んだ時の、スクールカーストで頂点を極めてるグループのモテるちょっと意地悪な女の子っぽさすごくないですか?
少しツンとしておいでなのに、なんかちょっと世の中にしなだれかかるような甘みがあるんですよね。一人称自分の名前そうでしかない感じ。何ですか?すごくないですか?
ご存知 クラオカさんとおいでの時の、結婚しました!感。慈愛に満ちた聖母感はもう言わずもがなですごいんですけど。
総統に侍る時の悪の秘密結社の女幹部さ、もしくはぶうさんに対面するにあたっての姉ちゃんさ、すごくないですか?
なぜこんなに色めき立つかって、あの完璧な女子力を備えた女神が男性だというその一点に尽きます。
時に不思議そうに首をかしげる眼差しが少女性に溢れておいでで。
時に指先のあしらいがバレリーナみたいで。
時に大きな風船が降ってくるのを両手を広げて待ちわびておいでの背中が無邪気さの象徴でしかなくて。
表情豊か、何をしても綺麗で愛くるしくて 跳躍力が並々ならない。
こんなにイイ女いますか?
すごくないですか?
お連れ様にもJoeさんの女っぷりの良さが大好評で、
「お見事、としか言いようがない。」
スタンディングオベーションでした。喝采を送り続けていたいと思います。



@higetch: 藤田さんの考え方に反対する人があるのは当然だし、おれも必ずしも賛成ではない。しかし彼の考え方はハッキリしている。リーダーは誰にも好かれることが条件なのではなく、旗色を鮮明にし、そこに集めたい人、集まるべきでない人をハッキリさせることだと思うから、おれは彼を尊敬している。

というツイートがありまして、ミドさんに思いを馳せました。
そして藤田さんて誰なんだろうとも思いを馳せました。
ミドさんてすごくリーダーじゃないですか。
最初はギターをご購入されたのに、そのバンドで誰もやる人がいなかったからってベースになったミドさんてすごくリーダーじゃないですか。
そういう点からミドさんというのは、誰よりもえんそくさん というか、えんそくさんそのものであるなと思います。
芸術家肌揃いのメンバーさん方の中において、ミドさんの立ち位置というのは客席から拝見していても攻守兼ね備えた仕事人ポジションで。
プレイヤーでありながら、監督感あるというか。目端のきき方がすごいじゃないですか。
遊び心とか悪戯心溢れる攻勢と、父性溢れるえんそくさんの守護神感あって、すごいんですよ。プロなんです。エグザイルでいうとジェネシスです。
これだけ多種多様に尖ったえんそくメンバーさんをバンドという形に収めるの、大変なんだろうなと。
一般労働階級の民としては、ここでリーダーを勤め上げるというのは、もうこの世のどんな仕事でも出来るのでは?と思うほどです。
ミドさんのカッコ良さってなんかそういう、お仕事できる人ならではな なんか、いつもお仕事お疲れ様ですって恍惚とするところにあるんで社会人ギャはホントに気をつけてください。
階段の上でバシッとベースを弾くミドさんとか、大喜利で嬉しそうに総統を追い詰めるミドさんとか、総統のMC中 Joeさんに あの人何言ってんの?( ತಎತ)つってヒソヒソ話しに行くミドさんとか、クラオカさんの機材トラブルに何でもなさそうに駆けつけて上手を煽り散らかすミドさんとか。
ミドさん好きじゃないわけないですから。


私の気の狂った感想でだいぶモタれたと思いますので。
お連れ様の爽やかなご感想をご覧頂きたいです。


『えんそくさんは、やはり大きな舞台が似合う。パフォーマンスが派手、見た目が派手、有様が派手。
左手にある階段、その段上から登場するぶうさんの神々しさ。金のカーテン、うつくしかった。
最後列からみるえんそくさんの魅力について。
バラバラの個性が寄り集まっているようにみえるえんそくさんは、しかし笑顔になるタイミングが同じであったりするよね。いける。これだ!って笑顔が、各々の形で顔に出る。
すこし勝気な笑顔だったり、ちょっとほっとした笑顔だったり、純粋にやったった!て笑顔だったり、ただただこの空間が気持ちいい!って笑顔だったり。
それが一様に美しかった。一望できる素晴らしさがあったよー。
スポットがぶうさんのみに当たるとき、それでもサイドの彼らはえんそくであり続ける。気を抜かないし、下手こかない。覚悟を感じたりもするよ。
あとねー、これは今更だけど、たぶん思い返す今だから言えることだけど、クラオカさんとぶうさんの接触がどこかあたたかかった。お前すげーな!ってぶうさんが喜びを爆発させてるように見えた。
ぎゃんぎゃん奏でる音が面白いえんそくさんに、お高いマーシャルがやってきたことで、ぎゃんぎゃんが、凛とした音に生まれ変わった。
クラオカユウスケの音はこうなんだよ!ざまーみろ!
って感じがぶうさんに少し見えた気がした笑。
Joeさんの、クラオカさんのサポート役っぷりは、
ライブ重ねてポジションチェンジがあって自分の持ち場への意識改革に迫られた時に「まずはクラオカユウスケを」という考えに自然にシフトチェンジして行ったのではないか、、、とか初心者だしわからないんだけど、そういう配慮を感じたんだよね。
クラオカユウスケがこう在るなら、俺はこう在るよ。
って正しく理解して、正しくそこに立っているような清廉さがあった。……どどどにわかの初心者目線だとね!
だからミドさんは、そんなJoeさんとタッグを組める。Joeさんを引き立たせることも出来れば同調し共鳴することもできる、6弦と4弦の圧倒的相性な!フィット感は、決して安上がりに作り上げたものではなくて、新たなる戦闘態勢として、強固に作り上げたものなんだなあ、という感動。

見ている人間が、置いてきぼりにならないように。ってライブはしてなかった。
ついてこれる奴だけついてこい!
これからはそういう道なんだよ。わかってんのか!?
って、私はかなり好戦的だなって嬉しくなったりもしてたよ。
だから、純粋にいいライブだった。行けてよかった。』


目の付け所がシャープだ(*´꒳`*)
こんなん書ける人になりたいですカフカも。


なんかね。
マジでキネマ倶楽部とえんそくさんの相性の良さったらすごかったんです。
今まで拝見したどの会場よりも臨場感に長けているように感じました。
広いステージ好きだもんですんで、ステージから十二分に距離を確保して拝見していても。
臨場感、というのが一つ、ウリというか長所という不思議なバンドさんなんだと思いましたえんそくさん。
広くても近いなと。

えんそくさんもそのファンも、謂わば暗いライブハウスでの叩き上げですから。
そんな所で輝けるバンドさんとそのお客さんというのはやっぱり特別な存在なんですよね、今更ですけど。

地下の狭い密閉空間でのライブって、場の暗さに負けない光度なり熱量なりを上げようと思ったら、ステージ上の演者さんは勿論 お客側からも上げないと上がらないじゃないですか。
そんな環境を主戦場に定めて くすまない人たちが、キネマ倶楽部にこぞっている訳だから、そりゃーそうなのかと。
ナルシスもキネマも関係ないなって思いました。良い意味で。

特にモッシュ曲の爆発力はすごくて、演者さんも観客も、嵐の中の帰宅中、傘飛ばされた小学生の思考回路がブチっと焼き切れて楽しくなっちゃった。みたいな大騒ぎで。
ひゃー!わー!ってなってましたね。
ここを知らない人たちは勿体ねーなーって心底に。
ステージ下のお客も興行の一部を担っているが故に。
どれだけハコが広くなって頂いても一向に問題ないんでないの٩( 'ω' )و 
って、改めて心強く感じたキネマの絶景でした。

ライブステージ終了後、スクリーンに映し出された物語の終焉、そして新たな序章へ向かう幾つかの言葉を前に歓喜する客席は期待感に満ち満ちていたように思います。

完全閉幕と同時に退場SEがちょっと流れてすぐ止まり、スクリーンに壮大に映し出された Pioneer と 停止 の表示に客席から「マジ…?」って聞こえてきてサイコーおあとがよろしいようでした。
神懸かり日本代表です…†
これが偶々ならえんそくさんは、すげー呪われてるし、寧ろ祟られてるし、どう観たって持ってるバンドさんです。
最後まで ゴーゴー( • ̀ω•́  )✧


客席に平民さんやら負リークスさんやらが入り乱れてらして、勝手にすげー喜んでたんですが。
個人的に嬉しかったのが、リフリッチ動員さんと思しきお客さん方で。
今リフリッチさんにいるお嬢さん方というのは、面白いこと好きで 所謂売れるバンドに鼻が効く勢だと思うので、そんな層に定着してもらえたら、そーなったらいいのになーの極みです。
後列名物 見目麗しい繋がり動員風の出で立ちのお嬢さん方というのは、そもそも機動力のある現役ギャちゃん層が憧れる一つのカスタマーモデルでもあると思います。
私もあんな風になりたい…!って思える人が、通うバンドのお客さんにいるというのは大変な財産です。同性の憧れの人がいる職場では長持ちするじゃないですか。アレです。
そんな人たちが終演まで割とルンルンして見入って下さってたのん嬉しかったですな。゜(゜´Д`゜)゜。

リカオンさんのお客さんも別嬪揃いで有名ですね。
色男を好きな女性は悪党も好きですから、リカオン動員さんももうだいぶ精神的には味方でいて下さってる感じありますが。
2マンきっかけで本格的に二股かけてくんねーかなー!

色んな趣味嗜好の人がいらっしゃいますから。
色んな客層が入り乱れて人種の坩堝みたいになったらいいのに…!!

これ程までに胸打つライブをなさるバンドさんを世に知らしめて行く戦争の中、良き戦闘員でありたいなと改めて感じいったキネマ倶楽部でした。

マーシャルは絶対に、
仲間になりたそうにこちらを見ていると思うんだよな……