9/7 えんそく×ライブペインティング~ガンダーラ!電撃センセーショナル××××パーティー!~

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東京藝大 上野キャンパスにて、野外フェスでしたー\\ ٩( 'ω' )و //

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生徒さんのご友人、恋人、ご兄弟、親御さんからおじいちゃんおばあちゃんに至るまで、収容人数が凄まじいことになっておいでだった。
ライブが進むに連れて人口密度がどんどん上がっていく感じが、海外ツアーから帰ってきたバンドマンの方の言う、
「イイと思うとダイレクトに反応してくれるんだよね。」
ってヤツを体感できてる気がして ワクワク鳴ってる鼓動旅の始まりの合図でした。

野外とえんそくさんは相性がいいですよ。
開放感の二乗作用。

上野という土地柄、近隣勤務のOL勢が仕事終わりに駆けつけて下さってて、ビジネススーツを汗でビチャビチャにして、5時に来てこれだけ楽しませて貰えたら十二分ですよと。明日どうしよー!って大笑いして帰って行かれてました。
キネマ倶楽部にもぜひぜひ。いぇいぇい。

▽充実のセットリストがこちら

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今回は藝大さんのライブカメラマンの方がその腕前を余すところなく披露して下さってたので、
こんなこたー滅多にないもんで、お写真中心でお届けしてみよーと思います。
エヂカラのある ありがたみ。
撮影場所が下手からなので、ホモズさんフォルダが大充実しました…ありがたい…†

出ていらして真っ先に始まった音出しの中、総統によるご案内。
自己紹介は分散してなされてたんですが。キュっとしますねごめんなさいね。
「お待たせしました…!我々がV系のえんそくです。」
V系バンド えんそくです。大きく分けるとX JAPANの親戚です。」
ウソではありません。けしてウソではありませんが。
V系のど真ん中」だったかしら、正統派V系的な自己紹介が総統の口から宣誓された暁には、
ついつい『などと供述しており』というような下の句がバンギャの脳裏をかすめ、その胸の内がざらつく中、大喜びの藝大勢の皆さん。
大歓迎のムードの中、
「こんなに沢山の方々!…っ!」
トークが乗ってきた縁もたけなわ、ダイレクトに転倒する総統。
初見のバンギャは目を剥き、藝大勢はさらに大喜び。
そこへ響く逆上した総統閣下による殺し文句。
「いくら日藝だからって、誰ですかここにこんなものを置いたのは…!なんだこれは…!!!」
序盤から盛りだくさん すったもんだの末 お待ちかね、
「ディスイズ…エィペン。」

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藝大勢の方々の凄いところは、ペンの横っ飛びに巻き込まれても楽しげに順応して行くところでしたね。
年配のご老人も観える限り5人くらいいらしてたんですけども。
凄まじい速度で馴染んでおいででした。目を見張る。やっぱり 芸術の道が長い方々の背中というのは、頼もしいなー。

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そしてブルーハーツ

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ブルーハーツですね。

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多分ブルーハーツです。
ホモズさんが初っ端からいぎなしのホモズさんで、V系って言ってあるからだいじょうぶなんだと思うんでしたが。
Joeさんが、男性だって、何人か気づいてないんじゃないかって。

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あ、下手は付き合ってるんだな。
って今ナチュラルにそんな認識が落とし込まれてる人、この中に何人位いるんだろうなって考えるとウキウキが止まらなかったですね。
ピンと来た藝大腐女子の皆さんには、どうか、どうかよろしくお願い申し上げたい。

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ホモズさんです。
ここまででわかったことが一つあります。
どの写真がどの曲かサッパリです。
そんな訳でハッタリだけで続けて行きたいと思います。

MCでは、お立ち台をご所望の総統に、藝大の方々が手ずからトンテンカンテンして創造して下さった品が一畳位の大きさの贅沢品で総統によるベタ褒め。戦闘員からのスタンディングオベーション
ありがとう藝大生のみなさん。才能の原子炉ですね。
喝采を浴びた作品がこちら。

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しっかりしている…!!!すごい…!!!
そしてこれは唯一惡のミカタだってわかる画像でしたね。
と思ったらば惡のミカタはやってないんですね?
なるほどなー…( ˘•ω•˘ )…Mなのかな?

確かこのMCよりも前の曲で、
このお立ち台に飛び乗ったクラオカさんが、
総統の背後に回って視界に入らないギリギリの範囲で至近距離に張り付いて ジワジワとカミシモへ回り込みながら、<○><○>カッ…!っして弾いていらしたのも、この壮大さ故だったのだと思われます。
ディフェンスを制する者は試合を制するそうですね。

続いての曲紹介。
改造人間 にんげんかいぞうにんげん って初めて聞いた時のリア充って、そんなに嬉しそうになさるとは予想だにしなかった程に、場が色めきだっておりましたね。
曲名を2回言い放った 総統の半分は優しさで出来ています。

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続いて1999。
上がる拳の数が見渡す限りのそれで感激しましたね。
後列から観ると、オームの群れのふよふよに抱かれんばかりのえんそくさんのお姿でした。

えっと1999は…

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1999ってもしかして これかな?
絶対にさっきと同じ曲ですね?
1999だったかな?ミドさんが二階席みたいなギャラリーに両手指差しでイェー!してらしてて。
二階席からもイェー!返しがありましたね。
ミドさんの視界の広さと気遣いの範囲の広さはV系屈指だと思います。観音じみておいで。

藝大用MCは特に巧みで、総統のマイク力が冴え渡っていらした。
奥でご飯食べてる 上半身裸の人は彫刻科でしょう。
ハデ髪の人はデザイン科。
美大生あるあるをお持ち。
「物販ではボクラの写真が買えます。マクラを涙で濡らす時なんかに敷いて寝ると夢に出るシステムになってます。」
みたいなお話で、カフカ隣のOL勢から、
音源の需要今めっちゃあるでしょーに!ってツッコミが入ったのが面白かったです。
のっけからあったホーム感をより強固に地盤がためをされてました。
「藝大伝統のサンバは日本の裏 ブラジルの踊り。日本にだってあるだろう誇るべきダンスが。」
みたいな前フリからの、夏をぶっ壊せ!
レッツ 盆ダンス。

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この渦巻きがものすごく大きくて、カフカの視界にいらしたご老人一同はこの曲を最後にその姿を見せなくなりました。
より深い坩堝のただ中へ向かわれたのだと思います。
ええええぇ!誰も帰ってらっしゃらない!ってなりましたが、ペンを生き抜きブルーハーツを遊んでらした方々なのでここから先恐れるものなど無いのかな。
と納得しかけていたところでの Mです。
さすがに不安になりました。

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カフカの小脇にいらしてた おばあちゃま2人が熱視線でフリコピをなさるだなんて、こんな現場は2度と無いんじゃなかろうか。
素晴らしきかな藝大人口。好きです。

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バンスバンスにもそんなにヒいてなかった気がする。信頼しすぎているだろうか。
この曲かな?多分1人位いないな?と思ったら、クラオカさんがステージ脇階段に出張していました。ジャパニーズニンジャなところが藝大でも。

Mの直後MCにて。
「ライブハウスに人知れず集まって何をしてるか解らない、V系の怖いところをご覧頂いたところで。」
みたいな事を仰ってらした気がする。
ほんとに。納得の演説。総統のお言葉は痒いところに手が届きます。
確か、この先からペイントが始まったのじゃないかな?

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総統による一筆目。

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エーックス。

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製作陣のざわめきを背に、コドナチャダルドの日。

曲始まりの直前。
デカめのカップに並々と注がれたビール片手に飛び入りして下さってたフェス慣れしてる感あるカップルのその背中に、驚いて掌を翳した思い出が。色濃くね、衝撃を残していますね。
あ絶対ビールかけみたいになる…!っていう。
誰かが優勝したみたくなるなという確信めいたものが。
もしかしたらお手持ちのそれ 意図せずとも大っぴらに撒き散らす方向になるかもしれませんが…!心を!お心を強く持ってください…!ってお二人の高揚したお背中を見送って。
グッドラックして指をピッとしました。

でも興行中、炸裂したビールは見えなかったのでホンモノの手練れ勢だったのだと思います。さすがは藝大生さんだ。失敬しました。

テーンテーンテーンテンテンテン!
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テーンテーンテーテテレレレ!
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テーンテーンテーンテンテンテン!
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確か曲中にミドさんが白いペンキでピッピッ!って描きに行っちゃってて。
あーーーーー!ってなってたのは後列だけだったのかしら。

ギターソロは爆発力の起爆点を背に。

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えんそくさんのライブは機動力が人並外れているし、照明もガツガツ移り変わるからピントを合わせるの大変でしょうに、実にお写真がうまいですよね。
やっぱりコドチャはカッコいいなー!!

次の曲紹介MC中に、ミドさんが改めて白いペンキでべべべッとしに行ってらしてて。
会場中からの、あーーーーーー!!を浴びてらした。
狂騒の中、絵を描く男の子と恐らくは女の子の曲。
デジデリオへ。

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このクラオカさん、いよいよ宗教画の風格ですね。

幻想的な照明がアクアリウムのような湿度を纏わせたデジデリオの世界。
曲の閉じ際、視界の片隅で ずっとリズムを取って下さってた男の子が少し黙ったかと思うとスッと踵を返されて、すれ違い様に一瞬目があった時に、彼の両目がナミナミと涙をたたえているのが見えたので。

あーーーーー!
泣ーかしたー!!!
いーけないんだー!いけないんだー!
せーんせーにーってつい。なってました。

効きがイイ時期だったのでしょう。ごめんな。
真剣に耳を傾けてくれていて嬉しかったのです。
ありがとうありがとう。

ラストは、最後のえんそく。

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クラオカさんが、「クラオカ参上」と書きに行ってたようです。時間がなくて断念されたとのこと。

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セットリストの終了とともに、ステージアートも完成へ。

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エネルギーに満ちた素晴らしいコラボレーションだったと思います。

文学者のウォルターさんが、
「全ての芸術は音楽の状態に憧れる。」
って仰ってるみたいなんですよ。

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街ができると建築があって、その内装を飾る絵画があって、彫刻があって、その中で形作られる音楽は、後からハメ込まれる最後のピースのなのに、全てを支配してしまうから。
うつろいながらも、それまでの全部の作用を掻っ攫ってっちゃうからなんだとか。

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絵画と音楽 の相互作用をもって、そこへ集う老若男女、顔も見知らぬの面々のモチベーションを、一つに束ねて打ち上げ花火のように ぶち上げて熱い一夜 に飾ってしまった 夢のような一幕でした。

藝大との相性がこれ以上ないほど、ビタっ!といってたと思います。
かっ……⁝(ृ `ᾥ ´  )ु⁝……っこ良かったです!
来年も楽しみにしてなきゃー!