ネイバーまとまらなかった【k】



ネイバーまとてみたらしい友人曰く。

「コツとしては、興味あるけどあんま知らん人が見るものだから、
  わかりきったことをわかりやすく書くこと。」

なんだそうです。

ふんふん( ˘•ω•˘ )

カフカです。



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たとえば。

不二子ちゃんである。というスタイル。

Joeさんは、お客が見たいものを見せる。ということに特化している。


コドナ衣装で見かけたJoeさんは、たまたま、その時がそういう仕様だったのかもしれないけれど。
女のようなナリはしているけれども、男性然とした立ち振る舞いの、所謂オカマ形だった。

このワードはマジで語感が悪いから、使わん人には一切ピンと来ないかもなんですが、
コテ時代のディルのトシヤさんとか、ネガのサンさんとかみたいな、男の人の動作をする女の子向けのお人形さん みたいな立ち位置の方、なんだなって印象だった。

特にイガトラのパンクっぽい壁蹴ってあちこち行くヤツがはじまると、その覇気たるや空手家そのものだったように思う。覇王色。


Joeさんの女形強化期間がはじまったのはいつからだったんだろう(´ω`)


見るたびに麗しくなって行かれて。
少なくとも、惡道ツアーがはじまる頃には、その箱の中の誰より麗しい立ち姿で、目尻を垂らしてうっとり微笑んで、潤む唇で歌詞を追って、彼が内腿をすり合わせて小首を傾げれば多少の国は傾くレベルの美女になっていた。
ほとばしる無邪気さと妖艶さ。超進化だった。お速い。

体型で言えば、衣装との相性もあるのかもしれないけれど、太ももがすごい速さで細くなって行くのにも目を見張った。
太ももって 並大抵のことでは まず痩せない。
とんでもない努力が裏にあるのだろうなーー。と圧倒された。

クラオカさんやそのギターになんかあった時の対応もどんどん迅速化が進み、コケティッシュな中に良妻賢母感が滲む。
お強い。

握手会での対応も、なんかすごい。
何がすごかったんだろうと考えて、思い至ったのは、
このバンドのインストアイベントに来てくれて、ありがとうございます。
という物腰そのものだったんじゃないかと。
えんそくさんは全体的にそんな印象だけれども。

目の前に次々現れるお客に何かしらプラスに働きかける言葉をかけねばならん握手のお仕事において、
Joeさんはその相手が誰のファンかとかで対応を変えたりとか、たぶんしないんだと思う。
すべからく、えんそくというバンドのお客さんで、音源を買ってくれた人 という位置づけなんじゃないだろうか。

変な言い回しだけれども、本当にミュージシャンとそのファンの握手の場を、設けてくれる。

その居心地のよさは、男女間に意図せず生じてしまうことのある 余分な媚びを挟む余地がない。
変な摩擦が生じることがない。
これが非常に助かった。
Joeさんの握手は、舞台上のシルエットそのままのJoeさんとできる。
そんな誠意ある応対ってすごく稀少なんじゃないだろうか。
柔和な微笑みを前に 謁見って感じでめちゃ感動した。女神降臨。あこがれてます…


そんな感じで、いい意味で。
Joeさんというのは、ポーカーフェイスで、中の人の感情を表に出すことをあまりしないバンドマンのように見える。

バンドマンのマスクと自我がすごく近いところにある印象のえんそくメンバーさんの中において、実に女性らしく見えるのはその要素もあるのかもしれない。

でもたまに心乱れて パニック!ってなってる時もあるんですよ。
と、いつかファンの方が微笑んでらして、その濁りの無い透明な好意に感動したりもしたんだけれども。
彼女らの穏やかな在り様もまた、彼の音楽家としての真摯な姿勢の賜物だと思う。

なにしろJoeさんは舞台の上で的確にお仕事をこなす。
その平静さは慈愛のような笑みとあいまって、ファンの方共々、聖女っぷりの良さったらない。

日によってはJoeさんに男の人が降りていらっしゃる印象のライブもあって、
今日はちょっぴりヤンチャバージョンなんだなって日も。
やっぱり飄々と、悠々としている。なんかロンドンっぽい。

同じ下手に限界突破型の スプリンターさのすごい方がいらっしゃるから、なおのことその立ち姿は突出して観える。
多神教さが否めない…

冬のJoeさんは、どちらかといえばクラオカさんと一緒に、同じ位テンションを上げていく相棒役をなさってたように見えたけれども。
この頃のJoeさんは、全体のバランスを考えて、陰と陽、静と動 の 鎮静側を担っているように思う。

ステージ上で動き回れる要素の全部が全部フル稼働しているよりも、そのコントラストがあることで各々がより際立って観える。

それをあの台風の目の中で選択する柔軟さというのは、やはり魅了するということに関しての勘が、ずば抜けているんじゃないだろうか。

下手の泰然自若としたクイーン役が故に、
Joeさんが壁と喧嘩し始めたり、
えんそくがライブ中だというのに 生意気にも澄まし顔の照明機を じっと覗き込んで挑発し始めたりと、
Joeさんの身に稀に起きる特別演出 狂女リーチがかかった時の観客の歓喜っぷりったらない。

イカれた方のJoeさんが、降りていらっしゃるぞ…!
という箱中の期待感の膨らみが最高潮に達した時。

プラムとかチェリーの色をした 完璧な唇を形作るリップメイクを、
魔法みたくギターを爪弾く白い指で 掌で、
めちゃくちゃになすりつけ、
表情の無い顔を極彩色で乱したJoeさんは、
プチンと気が触れた目つきになって、
にぃ…っと口角をあげる。



きたーーーーーーー!!!!!!!



えんそく動員のほぼほぼが、
あぁ…今日お目にかかれるとは 来てよかったな…ってちょっと泣きそうになる瞬間がここです。


基本的にはスタンドプレイの群像劇であるえんそくにおいてなお、Joeさんの別働ぶりは抜きん出て観える。

総統閣下の脇を、各々のやりようで助さん角さん的に固めるミドくん、クラオカさんがいて。
風車の弥七的な稔さんがいて。
そこからもう少し俯瞰的なところにいる遊撃隊的立ち位置、
かげろうお銀の愛嬌を飛び越して、もはやJoeさんのそれは不二子ちゃんのそれだと思う。


ど新規なので、あらゆる情報は後追いなんだけれど、Joeさんの加入がえんそくに吹き込んだバンドとしての体力や可能性は、色々と奇跡的だ。


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ステージの在り様、楽曲の作風の広がり方、V系としてのアプローチ方法。
こうして観ると、えんそくを形作るさいごのピースは、なるほどJoeさんだったのだろうなとしっくりくる。


あらん限りの賞賛を贈りたい現存する 今のJoeさんのプレイスタイルも、上半期でここまでアップデートされたのだから、またどんどん変質してゆくのだと思う。

えんそくという興行がより良いものとなるように。
見たいものをより良く見せる。

その判断力とサービス精神、やるからにはやりきる パフォーマンスレベルの高さ。

それらが、Joeさんの隠した爪、彼の持つ武器なのだと思う。


……。


私ネイバーまとめかけないな( ˘•ω•˘ )