現代版舞踏病・解【k】




今晩のね、ライブがかっこよすぎて、つるんとさっぱりしちゃったので、そこに真理が見えた気がしました。


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私は社会人になってまで、あいもかわらずライブしか趣味がないんですが。
現役時代は、こうなると思ってなかったんですよ。
大人になればオートで落ち着いていいところでいい塩梅でいい気持ちで穏やかに過ごせるようになると思ってて。ふんわーっと。
でもそうはなりませんでしたね。

バンドさんに代わるのはバンドさんでしかあり得ないみたいで。

ですが、私たち気づけばもういい大人ですから、24時間そこに寄りかかってもいられないじゃないですか。

これは、行動そのものではなくて、メンタルの話なんですが。

彼らの前途に心を寄せて 彼らを全国規模で追いかけ 彼らがその名を轟かせ駆け上がる様をこそ至上の慶びとす。

っていうのは、
なんか、やばそげでしょう。
全身全霊で、メイクの下など見も知らぬお方の人生の成功に期待してる間、私の人生には誰が期待してくれるのって。
ぜんぜんお留守。
それはだめでしょーとおもいますね。
私は他でもない私の人生をマッシュアップせんとならんからさ。

して、バンドさんには、どうかひとつ、我々が幸福でいる為に不可欠な 熱狂と踊り、そこをこそ、よろしくお頼みもうしたい。
そこはバンドさん以外には、なんぴとたりとも補い切れるものではないです。

我々の好意は宗教のスタイルだったりもするけれども、なにもバンドマンさんに生き神なんて面倒な役を押し付けるつもりはなくて。
ただなんか、好きな作家さんとか芸術家の方とかブロガーの方とか位、一生言葉を交わすことはないであろう好みの有名人位好きでいさせてくれたら、ありがたいのです。
お手本にしたいところを、勝手にこっちで見つけて、勝手に憧れて、あとは、生きるんで。といった感じで。

私がもう現役ギャじゃないのは、バンドさんへの愛着を持つ自分に ギアブレーキをかけなきゃならないと思うから、なんですが。
自分の好意の作用にさほど信頼感がない というかね。
たまに好意が独走するんで見送る場合もありますが。それはもう、暴走した責任は取りましょうという心づもりでおりますが。

論説がしっちゃかめっちゃかではありますが。
私の人生を謳歌するに必要なのは、タイトに削ぎ落とすと、実は私のテンション一つで。
それをてきめんにぶち上げてくれるのがたまたま大麻じゃなく脱法ドラッグじゃなく、私の場合、バンドマンさんへの幻想と、そしてバンギャの熱狂なんですね。

それらがもたらすピカイチの多幸感は、恋とかBLとか美容液とかタモリ倶楽部では潤わないところが、抜群に満ち足りるので即効性抜群の一発覚醒で有難い無痛作用なのだけど、でもそれに頼り切るようでは常習者、依存症と言われる部類になってしまいますから。ダメ、絶対。
そうなってしまってから欠乏を補ったところで、安息は得られないので、バランス感覚がものを言うのでしょうね。

用法用量を正しく守ったとて。
バンドと乖離した瞬間から、日々の舵の取り方がふとわからなくなるのがバンギャだけれど。
わからないにも関わらずアクセルベタ踏みの暴走をし始めるのがバンギャだけれども。
それはライブハウスで得ていた程度の狂乱を、日常にも添え置きたくなるから、そうなるんだろうな。って。
だからなんか。

バンギャなんか死ぬまでバンギャなんだからライブハウスとか行った方いいんだわ。

って、今夜のサイコーにかっこいいライブの作用で脳みその原始的なところしか使えなくなったようなトランス状態で思いました。

幸も不幸もすいもあまいも、自分の人生、自分だけのもので。
ヒトのせいにしようと虎視眈々と狙っていてはメンヘラの真似事だし。
世の中を恨んでいてはただ不恰好なだけでなにひとつ始まらないから、たまに手叩いて笑って、感涙に咽んで、そして踊るべきだなって思いましたね。バンギャは、死ぬまで。


さしあたって、えんそくさんのお膝元は、極彩窟じみていて外連味たっぷりで狂喜乱舞に最適です。
どー!ですかみなさん。(cv.ジャパネット閣下
生まれ落ちたからには、幸福でいないテはないですよ。