流星雨を聴きながら【k】

今夜は七夕ですね。

私はカフカです。

驚くべきことに、人前に立つ仕事をなさってるパフォーマーの方々だって。

我々労働者と同じように、

人前で自分の真意や考えていることを、ひとつひとつじっくり話せる機会ってなかなか無いことなのかもしれないですね。

それはMCをなさるボーカルパートの方でさえ。

だから、今自分以外の誰がなにを考えてるか、推し量ることは難しいし慮ることも殆どムリです。

それは性別が違えばなおのこと。

例え寝食を共にする仲であっても男性の本音ってサッパリギャラクシー。

冗談みたいなタイミングで本音をくるんだ冗談を挟んで来て冗談だろ冗談になってないよ何の冗談だね。みたいなドンデン返しを起こしてもろて心配させて貰えんかったりもしますね。ゆるしがたい。脱線ばかりだ。

ですから、普段どおりあきらめています。

考えても、わからんちん。

だけどもし、私がお仕事をお休み頂いて、スキップしながら戻ってきた時に。

私がいなかったせいで同僚がスベってたりしたらキビシーなって思いました。

総員飛び道具みたいなあのバンドさんて潤沢な見所があるし、ファンもライブ中飛び道具やってるんで忘れがちですけど、各々方の技量が高いですから、うまいんで大変にたいへんだと思うんですよね。底を支えるの。

そこにふわ…っ！っと思いを馳せれば馳せるほどに。

人生万事塞翁が馬。

人間の価値ってその人となりでしか推し量れないと思うんですけど、凶兆への対処に個性って出てしまうじゃないですか。

行動ってファッションみたく外付けの価値では覆い隠せないですから。

ファンの方々含めどなた様も勝負所のこの夏の正念場をどう切り抜けるのか、

楽しみになってワクワクしちゃうタイプのお客なので私は口を謹んだ方がいいのだと思います。

なくならないですよね戦争って。

私が別の品種のバンギャルだったら、この女ぶっ殺してやるって殺意に燃えてるところです。

SWがやって来ますね。

あれは全国バンギャル大運動会みたいなものなので、メンバーがオールスター揃ってる他のバンドになんか負けていられないですよ。

あのイベントというのはバンギャルにとって、所謂、今キテるバンドの品評会みたいなもので。

他の対バンイベントと何がちがうかって、今日目当てで来たバンドにガチンコで通っているんで貯金ないタイプのバンギャ、でない浮遊層を擁してるとこですかね。

このまだ誰のミカタでもない浮遊層。

これは普段の対バンイベントでは、友達にチケットが余ったからって連れて来られたコくらいしかお目にかかれない希少種なんですが。

swは地方に行けば行くほど、この希少種が増え、目視した感じ特に北関東はガチ勢こそがマイノリティで、浮遊層が過半数をシメてます。

今回の新横浜と仙台は、地方中枢都市なので、殆どが貯金ない層だと思いますが。

特に新横は例年近隣駐車場が可愛い色したバンギャルカーで溢れていますけれども。

群雄割拠のこの層の口コミもいかんせんバカにできない。

誰かの評価が別の誰かの琴線を振るわせたならそれが始まりの合図になることも大いにあり得ます。

出演バンドには、一発しか見かけないバンドさんもいれば、もう何年も毎年名前を連ねてるバンドさんもいらして。

ハコの中のバンギャルを湧かせさえすれば、次の出演に繋がりそうなもんなので。

ワンマンの盛り上がりをそのまんま持っていければえんそくさんなんか最強の部類だと思うんですよね。

いがーいと。主催側のオトナのおじさんや、周りの他バンギャがその目を向けているのは、バンドさんの興行だけでなく、駆けつけている客層もだったりしますから。

お客が優しかったり、かっこ良かったりすればそれだけで、よそのお客の心に刺さったりするものもあります。

刺せるものは、刺してしまいましょう。

swに初出場するバンドというのは、往々にして、今年勝負をかけているバンドさんです。

いかんせん前向きに。

他にできそうなこともないですし。

他バンギャの胸の内に好奇心を植え付けて、新規の花を咲かせていましょう。