9/27 七戸町イベント広場

犬ゾリで来た。

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はやぶさを降りるとそこは七戸町でした。

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カフカです。


七戸町イベント広場に行ってきました。

カフカの地元は同県の奥羽山脈をはさんで左側、フジテレビが入らない方なので、南部の民とは言葉が通じない可能性さえはらんでたんですが。
皆さん本当に優しくしてくださって。
駅からのタクシー運転手さんに始まり、
現場で直近に居合わせていらしてた はにかむ笑顔が愛くるしすぎた オシャレ七戸高校女子高生お二人、
帰り際迷い子ってるカフカをタクシー待合場所まで送ってくださった男気溢れる八戸コウセイと笑顔の眩しい中学生の野球少年お二人、
帰りのタクシー運転手さんと、
偶々行き合ったからっつって お客待ちついでだからと 駅で新幹線の時間までおしゃべーりしてくださった行きのタクシー運転手さんと同僚の運転手さんに至るまで。
総勢7人くらいの七戸の町民の皆様が片っ端から優しくして下さって、本当に良いんですかと。いう程に。
七戸訪問はハピネスの極みでした。

覚せい剤で捕まるバンドマンとかがいる中、大きいバス2台の人を東京から連れて来るなんて偉いよ」と。
「おれ近所なんだよ。」
とかってね、タクシーの運転手さん方が、クラオカさんのことを誇らしげにお話になられるのが嬉しかったです。心潤うー。

あれ、これ近所とか言っていいのかなとか、ん?ってなってらっしゃいました。
大丈夫じゃなかろうか。
聖・クラオカ家の方々の有難いお名前は公開されてますし、ご聖母様に至ってはご尊顔が解禁になっておいでですので。祝福せよ…

七戸イベント広場は駅から大体タクシーで10分位。千円ちょい位ですし、出会う運転手さんという運転手さんが全員人懐こいお父さん達でしたので、用がなくても乗ってみて頂きたい七戸のタクシー。
ぜひとも。

さて、イベント広場は、そいつぁーもう、開放感がほとばしっている野外の中の野外でした。どこに出しても恥ずかしくないほどの野外っぷり。
広場を取り囲む家々。
そう。七戸町はベッドタウン(運転手さん談)なのですね。
そこは神社の境内的な雰囲気のあるイベントステージだはんでだがら、
このライブが有料だとご存知ない七戸勢が散見されたりして。
帰りにコウセイの少年や、運転手さんに、東京からの人はなんぼか払って来てるんですかと。
「3500円です。」というと、
「おろ。」ってなっていらした。
「このライブYahooニュースに載ったんですよ。」
と言うた時、若者の目のキラメキがハンパではない。
売れてるねと。
売れてるんですよ(=´∀`)人(´∀`=)


この日のライブは、野外だからとか凱旋だからとかでは足りないくらい。
色んな人の熱意とか愛情の注がれたステージだったような気がしました。

えんそくさんの共和国っぷりが、土地との親和性を高めて、えんそくさんの放つ音楽なりエンターテイメントなり、それら全てが七戸の空に包み込まれていたような感覚あったな…
いい意味での手作り感に満たされていて。いい意味で町のお祭り感に長けていたように感じました。

いくら文章を重ねても あの温かみの表現には足らないと思うし、
あったかかったんだな。と前評判を頭に入れて あの現場に立ち合っても 改めて感激はすると思うんですよね。

そんな作りモノでない、本物の手のひらの温かみにそこかしこに感じられてとても、とても良い一夜でした。

この穏やかな土地から産まれたクラオカさんが、昨今は反政府組織みたいなバンドで面白おかしくカッコよくギターを弾いていらっしゃって、そんな凱旋を、育んだ町に見守られている奇跡… 


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神々しさの極み…

そんな伝説の一夜、奇跡のセトリーヌがこちら。
ベベン!


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まんずもう、七戸小唄はじまりという。

踊ってましたねえんそくさんが、そして若干デコラティブな手拍子をガンガン合わせてゆく戦闘員の面々。
最初からクライマックスでした。

ちょっとよくわからないけど、怖い人たちじゃないみたいだし、こんな感じならイケるかもと思っていただいた感のある幕開けからの、改造人間。
あっち見たりこっち見たりについて来てくださる七戸の方々の温かみがものすごかった。

ラッパー降臨の1999から ホモズさんのユニットさが如実なブルーハーツと、光度の高い曲で現場の幸福度をガンガン温めて行くセットリストにうれしみが迸りましたな。
ハッピー、ハッピアー、ハッピエスト。

前半でワクワク盛り上げて、後半で狂乱の限りを尽くし、最後感動の渦の中で幕。
という体感でした。ご機嫌麗しゅう!

最後の最後、湧き上がったユウスケ!コールの中クラオカさんが登壇されて気をつけて帰って下さいとご挨拶をなさって撤収だったんですけれども。
もーね…もうお分かりかと思いますが、サイコーでした…( ; ω ; )


神戸にて号泣サミットだった関西ギャちゃんに事前にお伺いを立ててたんですが。

Q.デジデリオの泣き所といえば?

A.家具屋が潰れているクダリがピーク。
   おんぶして喜んでた日々のことが思い出されて切ない。

とのことでしたので。
直近失恋組は、
用法用量に注意が必要だゾっ(´・ωー`)♡

と他人事じみてたカフカでしたが。
地元で聴くデジデリオの破壊力にはつーーーーん…と来ましたね。とんでもねぇ。
馴染みのあるような肌寒さだの、思春期の頃から移ろいなくそこにある(ような気がする)大気の香りだのには、走馬灯がカルーセルするもんですな。
もうどこの家具屋さんにも潰れないでほしい。
なんでどうして好きなだけじゃダメなんだろうかと、熱を上げてやまない血潮を持て余したりしていた頃が誰の身にもおありだったかと思います。
ありとあらゆる方の地元で聴いていただきたい。
あなたの町にも、響けデジデリオ。


まさかのぶっ壊せが来た瞬間、ああああ!というこの夏一番の感動をあなたに。
うれしみがとてつもなかった…来られてよかった…ドンコドンコ…好きです…

曲中、上下の照明台をヤグラに見立てて 登ってって 周遊客を見送ったりお迎えしたりしてたミドさんクラオカさんが降りてこれなくなったの、とても有り難い光景だった…( ; ω ; )

ぶうさんが「アレが高い所に登ったはいいけれど、楽器があるせいで降りてこられなくなったおじさんたちだよ。」と、
ライトの当たらない照明台に上がるのはやめてください。何年やってんですか。僕はそこからの照明で目が潰れてるんですよ。というような事を話し終わる頃。
何とか降りたミドさんが「ヤグラがあったからね、どうしてもね。」って反対側から降りてったクラオカさんと、ね、うんうん。しておいでだった。
神聖この上ない。

「ふつーに盆踊りなので、怖くないので、よかったら。反時計回りです。どうぞ。」
ってお誘いしたら一緒に回って下さった女子高生お二人にありがとうありがとう しているところで、ゴードンが始まってしまったので。

ぶっ壊せの後にゴードンが来ることがあるんだなーって喜色満面でフリ説明を拝謁していると。
カメラで舞台から客席までをナメてってこうカシャ!カシャ…!していらっしゃったお婆ちゃん勢がいらしてて、
今ですか…!今この瞬間がファンタスティックですか…!あ、そうかもしれませんね…!ってなったりしてました。
「ドン!」の顔をするクラオカさんに焚かれるフラッシュ音の数が全編通して随一だったかもしれません。
わかってるぜ。さすがだぜ。

ゴードンの前奏は竿隊が、暴れ盤の本気を出すので見どころ過ぎると思います。
かっっ………っこいい( ; ω ; )

ゴードン周遊にあたって、女子高生ちゃんズにおかけしたい 安心してもらえるようなワードが思いつかなかったので。
嬉しがってる笑顔のままで、
「反時計回りです (´・ω・`)♡」
だけ言ったら、
ええええええ!って仰ってたのに回って下さったな…やさしみ…
回って帰ってきたらば、クラオカさんが再びヤグラの上にいらしてて、もう足場の一部みたいに、さっき降りられたからもう我が物にしてらしてた。奇跡か…


白いテレビを歌い上げる時、聖なる覇気を纏うぶうさんが大好きなんですけど、口ずさむJoeさんフェチでもあるので、お二人が堪能できるので、もー…うっとりタイムです白いテレビ。
両端男前組がキリっとしてたり、動作の端々が爬虫類でいらしたり、感極まっていらしたりで七戸の白いテレビは幸福度爆上げだった想いしかない。贅沢。


ウシノシタ団があり、アンテナマンがあって、その上でのMでしたから。
もうそろそろ、現地の皆様も、バンギャの謎の踊りなど見慣れてくださってるだろうと思ってたんでしたが。

始まるなり 気色ばんでましたね、七戸町が。
バンスにあたっては、歓声が上がっていましたから。
キャー!って聞こえました。悲鳴じゃないと思います。戦闘員てだって、主にうら若き女子の集団ですから。歓声です。叙情的な。

世界中のはみ出した者が集まってピョンピョン半周してる時に、カシャ…!って聞こえたので、振り乱した髪のまま狂気的に微笑んでみました。
データ持ってる方がいらしたら、下さい。

TDLからのツンドラという、この辺の嬉しすぎる畳み掛けで酸素がなくならないのが野外のすごみ でした。
あっついあっつい。しあーわせー(ΦωΦ)♡

ツンドラを青森の地で聴けるのとか至高でしたね。
仰せのままにクルクルと回らせて頂けてありがたみしかないな…٩( 'ω' )و !
えんそくさんが極寒の雪原に降り立った 神々すぎたものな…

青森にまつわるトークがいくつかあって、
新幹線も通っていれば飛行機もあるし案外なんでもあるね、みたいになってて。
ぶうさんが「一番発展してる街はどこなの?」と仰った時に、
クラオカさんが「八戸。」と返してらして。
県民としては 青森市なんじゃあ…!ってなってましたが、アレ八戸で合ってたみたいでした。
人口とかの点から八戸の時代が来てるらしいです。神は聡明でおいでです。
あと、ステージの上のクラオカさんがご自分の身長くらいの位置で、
「この辺まで雪降る。」って仰せでしたが、
アレ本当です。
北国の建物は一階が埋まっても何とかなる造りになってて、防寒と一枚割れてもイケるように、ガラス窓は二重になってます。
だもんでついつい、球技大会の種目に雪合戦が紛れ込んでたりします。
本当に、あの辺まで積もります。
あと、県の左側では雪解けと共に、海岸沿いに足漕ぎ潜水艦が打ち上がったりします。国際的に問題児なあの国とご近所です。

クラオカさんが仰った、「あんまりバカにしてると、犬ゾリに乗った県民に殺されるよ。」
あれを帰郷中、地元民によく話してるんですが、スベらないです。
んだよ轢き殺すよ。と即答されます。


そして、コドチャ?コドチャかな。
七戸のコドチャがめっちゃ華やかで わぁい!わぁい!ってなってた思い出がすごくあるので多分コドチャだったんですが、なんか竿隊のスピードターンがありませんでしたか?夢?
でもコドチャ?本当か?コドチャで回るかな?
どこかでザン…!って回るTHE V系な竿隊が再降臨していらしてて、ぎゃあああああああああ!でした。
お慕いしています…再び相見えることができて嬉しい…生きててよかった…

コドチャはJoeさんと一緒に あうあうあうあうあー と吟じるとサイコーにハイってやつだぜにテンションがスパーン!出来るので至福ですね。
七戸では野外なので戦闘員の皆さんが何のしがらみもなく全身で喜びを表現してらしてて、あうあうあうあうあー勢がスゴい人数に登ってることに気づきました。コーラス隊多め。



アンコール明け 出際に、箒をギターにしてソロをするクラオカさんの神々しさに大真面目に手拍子でノリノリでついていくガチ勢の本気。
神とそのファン の聖人同士でしかテレパスしえない高次元のそれぶりを垣間見た気がした。
全員天才だったな…。

この日のクラオカさんの右手は終始活発化が著しくて、ミギーかな?ミギーを、仕込んでおいでなのかな?という程の暴れん坊さあって神々しかった…。
ご降臨召されていらした。
爆裂上手ギター。伝説、凱旋。

素敵な土地に育まれて、素敵なメンバーさん方とのご縁に恵まれて、素敵なライブをね、大勢の素敵な方々の中で。
と、なんか、私みたいなど新規でも感極まってしまうようなアンコールでね。
なんかね…だってね( ; ω ; )
とってもとっても感動的だったんですよね。

ハイウェイスターラブもね、最後のえんそくも。
他のどの土地で聴くものとも違って聴こえて。
ライブというのはナマモノで、どこで催されるどのライブも一つ一つオートクチュールで、同じものなんかどこにも無いんだなって、体感しましたし。
こんなに幸福度高い空間なんて、そうそう作れるものではないです。
集う人お一人お一人の作用があって、この瞬間は形成されているなーって、すごく、感動的なラストだったように思いました。

生きるということをここに賭ている、男の人たちの格好良さ、みたいのんがすーげー出てるなぁ…って感激しきりでしたね。

確か、最後のかな?フォーメーション入り乱れてらしてて。
ミドさんがいらして上手勢がやっさいもっさい!ってなってて、ミドさんも おー!みたいな、久しぶりー!みたいになってらしてて。カッコ良さに吹っ飛ばされましたし…
ずーっと外野手でずーっと撮影に徹してた町民のお嬢さんが、Joeさんがいらした時に嬉しそうにお手振りしてらしてて、それを受けてJoeさんが、もー…!慈愛に満ちた笑顔でね、ニコニコと微笑んでらしたのを観て、大天使過ぎるなって…なんか涙出ました。

劇中MCで、ぶうさんが、皆さんの応援でタモさんの存命中にMステに出た暁には、裏拳でグラサンを割ると、声明を出されていましたね。
沸き起こる喝采。

駆けつけていた 東北新幹線はやぶさ や こまち も大盛り上がりでした。
全身タイツに新幹線の被り物をしてらっしゃる青年が3人ほどいらしてたんですが。
「あの方々も、(クラオカさんの母校である)七戸高校の生徒さんですか?」と、
優しくしてくださった七戸高校女子高生ちゃんズのお二人にお伺いを立てたところ。
一切無関係だということでした。
え、何枠?
緑のはやぶさがお二人に、ピンクのこまちがお一人。
何につけてもサイコーに目立っておいででこの日の半主役だったと思います。
えんそくが売れた暁には、「えんそく」という新幹線を通すよとの総統様によるマニュフェスト発表もありましたね。
ひらがな4文字が故に与えられる恩恵は甚大。

運転手さんが仰るには、新幹線が北海道まで通っちゃったら、七戸十和田で降りるお客は全然いなくなるんでないかな。ということみたいで。
「だから、ここでこうして、こんなに人が集まってくれるのは本当に喜ばしいよね。ありがたいっきゃね。」
と仰ってましたんで。

歓待してくださってる方々の生の声に触れて、
「どこよりも七戸を愛しているバンドえんそくです!」
という総統様のMCを聞くと、グッと来ました。
通しましょう新幹線「えんそく」。
大崎を経て、七戸十和田でばっかり止まりましょう。


何しろ、ぶっ壊せの野外の真骨頂ぶりは凄まじく、
でもコドチャなんてホールよりホールの風格の仕上がりだったでした。
ハコで聴くと切なさの極みなハイウェイスターラブはあそこで聴くと爆発的に爽やかでポジティヴな曲に聴こえました。

夜空に響き渡る珠玉の名曲群。

七戸町とえんそくさんという掛け合わせが色々と伝説的で、だからまぁポリスもいらしたっぽいです。
しかしライブに警察来るのは、どうしても伝説的には欠かせない要素だから仕方ないと思うんですよ。
屋内なら救急車。屋外ならパトカー。
みたいなところあります。ポリリズムでなんぼみたいなところはどうしても。えぇ。


して、帰りの新幹線は青森の奥地へ向かうやつだったんですが、とってもの表現に「たげ」を用いる私と同民族の戦闘員3人をお見かけして個人的に大興奮しました。
東北ギャにえんそくさんのお話をすると、同郷のメンバーさん ホモズさんの存在に皆一様に驚愕を露わにするので、地元バンギャがご存知なの嬉しすぎるな。
楽しかった楽しかったとホームで はしゃいでいらした様子でした。わーーい!今後とも、よろしくどーぞっ。


別れ際、球児くんや運転手さん方が、
「また来てね」ってバイバイして下さったのが、うれしみに次ぐうれしみで。

なんか的外れな感想かもしれないですが、バンギャルやってて良かったなって、心底思った七戸公演でした。


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戦闘員になれて良かった。

えんそくさんがいらして下さってて、
良かったです(*´꒳`*)