ハッピーエンドを前提として


人間関係において 見極めるべきは下心。
欲しいものを前にして 人は嘘をつく。
誠意とか情をもっともらしく乗せた笑顔の下をよく見た方がいい。
下心がなくなった後、何が残るのかそこに目を凝らすといいと思うよ。
とか、こういう あんまり大人が子供に教えたがらないことを もっとポタポタ焼きの裏とかに無責任に書いといたらいいのにね。
おーいお茶のラベルでもいい。

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突然ですが。
こちらに隠居するに当たって “カフカ”という名前が嫌になった訳ではないんです。

えんそくさんの 言わずと知れた 名盤「カミュの左手 カフカの右手」から取ったこの二つ名でしたが。
フランツ・カフカの代表著作は「変身」。
これは、カミュの代表作「異邦人」と併せて、アルバム収録曲「君の左手 ボクラの右手」に当てはめることで。
“異邦人”である ハミ出し者の君の手を取り、ボクラが“変身”させよう。
と読み解くことが出来て。

カミュカフカ というワードはそれぞれに、作中で歌われる、
【君を笑顔にしてる人なら その手もまたボクの手だから】
からの、
【いつか辿り着けたなら 「君」と「世界中のボク」を 今度は「終わらない物語」に招待するよ】
という展開へ繋がることで。
ぶうさんの指し示す 懐の広い 壮大な世界観に引き込む 読んで字の如くキーワードの役割を担っています。
たぶん。と思います。

転じて、フランツさんの著作がどういうものかというと。
ある日 青年が目覚めたら、彼の肉体は巨大な毒虫になっていて、え?ちょ。ってなってる内に 見た目のおぞましさから家族から厭われて色々あって死ぬという。
読んでる側が神妙な面持ちになる世界観のお話なんですが。
フランツさんはこれを喜劇のつもりでしたためたので、朗読会で爆笑しながら読んだという逸話があります。

ガチキチの風を感じるエピソードですけども。こんなのも、就職後 相変わらずバンギャのつもりでハコに赴いたら、深刻に狙いに間違われる容貌に変身してたようで、知らん間にハコでさえ異物になってたりする女社会人にピッタリンコなシュールさで気に入ってるんです。
ハコはやっぱり現役ギャのモノですから、物心ついてるアラサー勢はそろそろ慎み深くありたいもんですね。

名は体を表す 人類にあまねく降りかかる呪いだ。とは言いますが。
私の体感としては 私たち たぶんお互いに、それぞれの名前をとても大事にしていたと思うんです。
カミュが 異邦人担当。
カフカが 変身の担当。
それぞれの役割をまっとうしてたら割れました。
それだけです。

カミュちゃんには 口うるさくして耳障りだったと思いますけども、これまでを仲良くして頂けて嬉しかったですし。
友人として好きだった分、盛大にお別れもして来ました。
今回のお引越しは、元の住処で活動するに当たって 知る限りの方々、部下を持つ企業戦士の皆さんに始まり、お子さんをお持ちの友人や、一つ上の世代のお母さん方、担当美容師さん、親愛なる他バンギャ一同、女子高生の妹、幼馴染のイタコに至るまで、人生の先達の方々から 思い思いの助言を頂いていて、というか、頂いておきながらの離脱でしたが。
本日 ようやく ひと段落付きましたので、改めてご挨拶したいと思いました。
大変お世話になりました。
皆さんあってのカフカです。

今回の顛末は、我々のベクトルがてんでバラバラなまま、ヒット数が上がって行くことにビビった私のワガママで。
ミッチーサッチー事変 みたいな見世物になるのも、するのもヤだったもんで。
離職と一緒で、悪い会社だから辞める訳ではなくて、ダメなヤツだからついて行けないのではなく。
やりたいことが、違うとわかったから抜ける。
みたいな感じっこです。

今後とも、戦闘員カフカとしては、えんそくさんの有り難みをね、知られるべき層に知られた気がするまで、小躍りしながら 拡散して行きたい次第ですし。
現役ギャじゃないカフカとしては、未だ社会的には現役でも、ライブハウス的には終わった人間なので。
相変わらず世界の隅っこで、素晴らしいと思ったこと、おいおいおいおい…と思ったこと、経験したこと、覚えていることを脈絡なくともつぶやいていこうと思います。

カフカがこゆことをやり始めて、身の回りのバンギャル勢がブログ始めようかなって言うブームが来てるもんで。
実際ブログ起こす人とか、レポ書く人とか、増えたら楽しみー だなー って。
思うています。たしなみー!

パラッパッパッパー アイムラービニッ。

思ったより隠れてない。見つけやすすぎる。と評判のこちら 新生・世界の片隅みたいですが。
なんというか、今後とも、
よろしくお願いします\\ ٩( 'ω' )و //